先今週のフレッシンディケンジャー、要するにニチアサ感想

既に隔週になりつつありますが、出来る限り感想は書き綴りたいのです。
原稿もあるので、やや短くなっちゃいそうですが。
……でも実際に書いてみたら、プリキュアの感想だけ長くなった……(笑)
いやホント面白いんですよフレッシュ。ちゃんと毎回感想書こうって思いますもん。
反応もポツポツ頂けているようで、ありがとうございます。



……えっとその前に、百物語ということにして一区切りした、五期鬼太郎。
微妙にオールスターキャストにしたのは、ギリギリになっての変更なんでしょうか。
突然のことでしたが、2年間楽しませて頂きました。お疲れ様でした。
なお、鬼太郎が言っていたように、スタッフの皆様も続きはやる気満々のようです。
東映アニメ公式ページのブログにて、その宣言が。

さて、短い間でしたが…ご愛顧、本当に有難うございました!!
今回のTVシリーズはここまでですが、必ず、必ず帰ってきます!! スタッフは、まだまだやる気です。このまま終わらいでかっ!!
再び横丁のみんなと出会える日を、待っていてくださいね。


あ、このかわら版は、まだまだ続きます。
これからも、覗いてやってください。


http://blog.toei-anim.co.jp/kitaro/2009/03/post_133.html

全くだ。このままで終われるわけがない。
ケロロ6年目の1話とか見ても感じますね、リニューアル再放送ってのに対して、色々と胸に秘めてるんだろうなーと。

シメの声優さん、貝澤さん、多くの皆さんの挨拶では「灯篭の火を消すな!」が合言葉に。アマビエ役池澤さんの“予言”も印象的でしたが、個人的には五官王様役の広瀬さんが仰っていた「地獄は我々が守っておきます」も、凄くココロに響いたり。
そんなテンション高い人たちは、そのまま2次会へとなだれ込み、その後3次会で朝まではしゃいでいた人たちも結構いたのだとか。


“鬼太郎”という作品が、いかに愛されていたか。スタッフみんなが作品をいかに愛していたかを改めて感じ、ホロリと胸に熱いものが生まれた一日でした。この熱は、まだまだ冷めそうに、ありません。


http://blog.toei-anim.co.jp/kitaro/2009/04/post_134.html

OVAとか色んな手段を、何とか探り当ててほしいものです。


んで、当の真ドラゴンボール改Ver.2(再)ですが、バーダックがちゃんと出てくれたのは嬉しかったです。
主題歌は影山さんが唄えば、また違った印象になりそうなんですけどねぇ。
懐かしくもあり、やっぱり面白くもあり、でも音楽は変えてほしくなかったとも思うし。
そんな感じの物思いを、全部桃屋のCMが持っていきました。
桃屋は相変わらず自重しねェェェ! このCMに限っては、銀魂とタメを張れるよ!(笑)

シンケンジャーがますます時代劇らしくなってきた!

先週分。この世界の黒子さんの意義、了解しました。
その存在は認知されてもらえるけれど、その黒衣の中が誰かは、爺しか知らないんですね。
先代のシンケンブルーかと思いきや、まさか黒子の一人として流ノ介を見守る立場になろうとは。
流ノ介の知らないところで、これからも若き侍を支えていくんでしょうね。いいなぁ、カッコいいなぁ……


今週分。やっと人々を守る侍の姿が見られた!
騙し合い対決からの、痛快な逆転劇。そしてゆっくり現れながら、敵を取り囲む侍! ああ、こういうの観たかった。
残念だったのは相手が敵幹部で、この回で斬り捨てるわけにはいかなかったこと。巨大戦の相手もザコだったし……
まぁCV朴さん太夫の過去に触れる話でもあったから、今後に期待。


で、『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトルNEO』のキール星人グランデが、こんなところで再登場とは。いやこの時間帯的には、555の海堂さんだけど。
唐橋充さんの人間体も出るんですね! このかたの演技大好き。
そして流ノ介は毎回毎回主人公だなぁ……殿が司令官であり過ぎるからだろうか。

ディケイド555編。夢の守り人Ver.2

タクミのキャラがイマイチ薄かった前編。何か啓太郎分のほうが多いよね、彼。
しかし蓋を開けてみれば、ベルトにしか価値を見出せないディエンドと、夢を守るという555の対比がキレイに決まりました。
同時変身までしちゃった海東、でも結局ベルトより大切なものは見つけられなかった。実はアホの子なのか、それとも照れ隠しか……でもオーガギアだけあってもしょうがないよね、冥界剣オーガストランザーがないと。
で、カイザギアだけ出てこなかったのは、の再登場フラグなんだよな。そうだよな!?


さてユウスケ。とうとうご飯食べるだけで出番終わった。
海東に気絶させられたシーン、要らなかったんじゃあ……
今回は士が、「写真」という共通項から、自分一人でタクミたちとの絆を作っていった。だからこそ、タクミへの言葉がこれまで以上に説得力が出た。
……何だ、相棒のユウスケの役割なくなったじゃん。と、誰もが思い始めた矢先にアギトの世界へ!
今までのユウスケ不要論が、離脱フラグへの伏線だったとしたら……いや、そうだとしても可哀想なのは変わりないか……
実は『超・電王』のキャストに、ユウスケ役の村井さんの名前がないんですよね。アギトの次が電王の世界だろうから、一時離脱の可能性も出てきたか? いやディエンドも出ないわけだけど。

フレッシュプリキュア!9話。のぞみの精神力+りんの家族愛+うららの華やかさ+かれんの完璧超人振り=美希?

先週分。美希回。見事に前作のうらら回とカブってしまいました。
流石にそこは工夫を見せてほしかった。オーディション会場を、敵の襲撃場にするとか。
今話の脚本は、シリーズ構成の前川さん。これまでの5年間の内容をどこまで把握してるか、ちょっと心配になって来ました。
でも怪我の功名というか、同じような展開だからこそ、プリキュア5とフレッシュプリキュアの違いが浮き彫りになったと思います。


美希が会場を去る時の「ゴメン」には、色々な意味が込められてたと思います。
オーディションを無断で離席する、それすなわち、会場に居た全ての人への不義理。スタッフはもとより、彼女の前に落選していった、美希と同じモデルを志す者たちへの冒涜。
そして何より、母親を始めとして応援してくれた人たちへの裏切り。家族総出でパーティーしてくれたのに、です。
ここで、美希の彼氏=和希の正体バレの流れから、実にあっさり明言された「離婚」の言葉が生きてくる。オーディションの発端が、今は一緒に暮らしていない父親にあったんだから、そちらにまで無礼をしてしまったわけで。


……そりゃあ、ラブもブッキーも泣くでしょう。
美希のチャンスを不意にしたこと、その結果彼女が払う多くの代償。全部分かっていたはず、長い付き合いなんだから。
ピーチの「ベリーはもう居ない」って重い決意をよそに、ウエスターはあっさりピーチの新必殺技を遮る。「飛びません!」は笑ったけど、残酷だよねコレ。ちゃんと悪役してます。
でも、ラブはラビリンスのせいにしない。自らの無力が、美希の夢を奪ってしまったと嘆いてしまう。
そんなふたりの気持ちをも理解した上で、美希は助太刀に現れたんだと思います。


あの「ゴメン」は、応援してくれたラブ、ブッキーへの謝辞も含まれていたのではないかと。
もしかしたら、自分の決断がふたりを悲しませることすら、美希は内心分かっていたのかもしれません。長い付き合いなんだから。
でもそんなふたりの涙を、美希は「あたし完璧」といういつもの口癖で、受け止めてしまうのです。あたしたちは3人でプリキュアなのだと。
…………強すぎる。美希、大人すぎる…………


思い返すは、うららの回。
あの話では、うららが鷲雄マネージャーに、せっかく取ってきたオーディションを不意にしたことを、きちんと謝る描写がありました。非日常を優先したことで発生した、日常でのリスクをしっかり描いたわけです。
美希の場合、これがありませんでした。その代わりとして、ラブたちに謝る描写があったわけです。
1話冒頭で友達のためにあそこまで泣いたラブなのだから、「ゴメン美希」と、いつものようにタン付けで呼ばないくらい悲嘆するのも当然。というか、うららに手を焼かせてしまったことへの4人の悔恨描写が、前作にはなかった*1
でも、正直に「オーディションをすっぽかした」と告白し、ふたりの哀しみを受け止めた。それが美希であり、この3人の関係性の在りよう。
おそらく美希なら、母親にも父親にも、きちんと話をして頭を下げることでしょう。そう信じるに足る、美希の人間性をこの話に見ました。



それにしても。そんな3人を見守るカオルちゃん、カッコよすぎる……!
事情を聞かず、何となく察して車に乗せる。何という「井上ワープ*2」封じ。
こういう「何となく気づいてるかも?」な、大人の描写はすっごい好みです。


んで、とうとうTV中継されたプリキュアの戦い。
どんどん存在が周知されてきたわけだけど、こうなれば期待されるのは増子美香の再登場、ええ無理ですよ分かってますよ!(笑)

フレッシュプリキュア!10話。ただカオスなだけじゃ、何も生み出せない。

脚本・赤尾でこさん。
脚本家の名前で内容を判断したくない、ええ尤もな思考だと思います。
でも、5無印の小々田ダイエット回の人と言われれば、納得して頂けるかたも多いのでは。
5って……こんな容赦ない話もやるんだ……と、銀魂ちっくな感想を抱いた、自分の中では伝説の回でした。
名探偵こまち、りんちゃんVS大江戸妖怪、ファイブDEチャンス前編を書いた清水東さんに並ぶ、カオス回には定評のあるかたです。
ちなみに「赤尾でこ」とは、歌手・三重野瞳さんの脚本執筆時のペンネームだそうですが、自分はそもそも三重野さんの名前を存じ上げてなくてですね……多才なかたとしか言いようが。


んで、上記の清水東3部作(※勝手に命名)に負けてないんだ、この10話。
次回予告で披露された、Bタルト*3の変身シーンは、大方の予想通りラブの想像で終わったけど。
まさか本命が、Tブッキー*4の変身シーン&Tパイン*5のガチバトルだったとは。
史上初なのでは。男性声優が「本編で」プリキュアを演じたのは。5GoGo!映画のキュアココ&キュアナッツは、あくまで前説扱いだしねぇ。
しかもちゃんと、動きが男っぽいんだ。キュアブラックとは違う意味で。


一方のBタルトも、ちゃんと「中にブッキーが入ってる」描きかたで。
それこそ電王で、各イマジンの憑依時を完璧に演じた、良太郎役の佐藤さん&電王スーツアクターの高岩さんを思い出しましたよ。特撮に出来ることが、アニメで出来ないはずない! と、東映の意地を見ましたね。
にしても、鞄を肩に乗せながら帰路につくTブッキーと、後ろについて行くBタルトの様は、もう、どう見ても、金田一少年七瀬美雪じゃん声優的に。


そしてクローバーストリートの皆さんの、異常事態に対する異常な適応っぷり。
目を見張ったのは、おまわりさんが犬になっても終始、犬のおまわりさんだったこと。いや動物病院に案内してただけだけど、魂が入れ替わったショックで怪我とかしちゃった動物もいただろうし。
職務に忠実であろうとすることで、姿形が変わっても、自身の精神を安定させていた。ちゃんとそこの住人であるという自覚があるから、でしょう。
だからブッキーの父母も、獣医として自分たちに出来ることをやっていたわけで。
……ブッキー父母が入院している動物と魂が入れ替わらなかったのは、まぁ話の流れとして致し方ないところですかね。入れ替わっても獣医であろうとするだろうけど、このお二人なら。


まぁどっちにしても、カオスなことには変わりないですが。
そのカオスな状況を楽しむだけで終わらなかったのが、またこの回の素晴らしいところで。
フェレットの姿になったブッキーをそのまま受け入れ、娘として扱い、動物と人間の身体の違いを教える。
日常と非日常を完全に分離させていた、これまでのプリキュアシリーズでは出来なかったことです。
でもって、相手の立場になって考えることの大切さを、Tブッキー&Bタルトの変身シーンに繋げ。ふたりの雪解けに至らせるとは。見事すぎる。


……そして自分は決意した。夏コミで、タルト×ブッキー本を漁ろうと。早ければ、ぷにケでも見つかるかな?(笑)
何ですか、ラストシーンのイチャつきかたは。ギロロ×夏美以来の衝撃でしたよ、全くもう。
呼び方も「タルトちゃん」に昇格――ダメだ、七瀬美雪なCVじゃ、「はじめちゃん」にしか聞こえないよもう!
これはもう、「名探偵タルトの事件簿」な回を期待するしか以下略。



細かいところ。
前回の出撃に比べ、随分大人しい作戦を取ったかに見えるサウラー。スロットマシン見てこの作戦思いつくのは、無理があったけど。
でも動物と人間の入れ替えって、本編で描かれてないところでは酷い被害が出てるはず。
ウルトラマンマックス』第16話「わたしはだあれ?」で、ウルトラマンまで含む全知的生命体が、怪獣の能力で次々と物事を忘れていく回があって。まぁトンでもないカオス話なんですが、よぉ〜く見ると「子供のことを忘れた親」とか、ただ笑い飛ばすだけで済まない描写も、こっそりされてて。
もしかしたら、そういうホラーな部分もやりたかったのかもしれない。サウラー的にも、スタッフ的にも。


サウラーのナケワメーケが退治された瞬間、元に戻る動物と人間。これはハンバーグ消失の回と同じ。
でも、動物たちが揃って元の居場所に帰ろうとしたのは……どうなんだろう? プリキュアシリーズの伝統としては、忠太郎やコロネなど「人間とほぼ同等の思考を持っている」動物が出てくるから、それに準じればいいのかな?
でもそれだと、人間になった動物は、もっと違うことをするだろうし……
まぁ、帰巣本能が刺激されたことにすればいいか。



さて次回だ。まぁ明日の話だけど。
ミユキさんとうとう怒る? 今回遅刻したことの続き話?
……どんどんラブたちの日常が、プリキュアとしての非日常に浸食されていくなぁ……これからどうなることやら。

*1:それが悪いわけじゃなくて。プリキュア5はそれぞれの夢をそれぞれの足で進んでいく話だから、それぞれの決断を尊重こそすれ、自分も相手も責めたりはしないはず。それがフレッシュ組との違いかな。

*2:『555』において、「たっくんオルフェノクが!」の電話に即駆け付ける主人公の様を示す俗語。まぁ仮面ライダーなら、高速移動で馳せ参じてもおかしくはないけど。なお、例の回のうららがピンチに間に合ったのはシロップに送ってもらったから、だったよね?

*3:ブッキーが憑依したタルトの意。本名は祈里だからIタルトな気もするけど。

*4:タルトが憑依したブッキーの意。どちらも電王における、M良太郎=モモタロスが憑依した良太郎、という表現を参考。

*5:タルトが憑依したキュアパインの以下同文。