最近のシンケンジャー&ディケイド感想

ここのところ、毎週のニチアサ感想書いてなかったので、番組ごとにまとめて。
フレッシュプリキュアのもこの下にあります。


ああ、でもまず最初に。
ディケイドのテレ朝公式ページに、すんごいネタが出てますね。

ディケイドほか平成ライダーが大集合!「ヒーローライブスペシャル2009」開催決定


預言者の鳴滝だ。ディケイドが世界の破壊者と警鐘を鳴らすことが私の役目だが、先日に引き続いてイベントの予告もやっておこう。
5月3日(日)、4日(月・祝)、5日(火・祝)の3日間、東京・グランドプリンスホテル新高輪で「仮面ライダーディケイド」と「侍戦隊シンケンジャー」がジョイントしてのイベントが行われるという。
やってくるのはディケイドだけではない。クウガからキバまでこれまでの平成ライダーがすべて参加する。シンケンジャーとともに戦うというのだが、この私を潰そうというのか?


http://www.tv-asahi.co.jp/decade/news/08.html

殿! 殿も来る気ですか殿ぉ!
逃げて、逃げて鳴滝。


……で、本題がコレだ。

それだけではない。「フレッシュプリキュア!」も会場ではみんなといっしょに踊るらしい。これは楽しみだ。プリキュアとなら私もいっしょに踊るかもしれない。

おい鳴滝。


それはいいのか鳴滝。楽しみなのか鳴滝。
ラブやんたちにもボコボコにされる可能性は考えないのか鳴滝ィィ!?


で、歴代平成ライダーも、殿以下シンケンジャーも踊るのか!?
555*1とかヒビキさんとかカブトも踊るのか!? ああ電王は踊って当たり前だから座ってて。
恐るべしフレッシュプリキュア……鳴滝まで巻き込むとは。
つまり3人のダンスが、世界中を踊らせて平和にするんだよ! な、なん(略)

シンケンジャー。侍が戦うは誰のため?

……小異を「残して」大同につく、といった感じです。細かいところが引っ掛かって。


3話。緑覚醒回。
友達を巻き込んで怪我をさせ、面会もせず去っていく千明。それはいいのですが。
一念発起した次戦闘で、思い切り往来の車を巻き込んだのは如何なものか? 明らかにアレ、友達以上に大怪我してるでしょ。しかもビルも平気で壊す、その被害とかどうするの?
普通の話ならスルー出来るところですが、今話は発端が「巻き込んだ友達」なもので。そこはキチンとフォローしてほしかった。


4話。青桃フラグ? 回。
何か電王のイマジンみたいな外道衆が出てきましたが、肝心の「最初に子供を騙すシーン」がなかったせいで、イマイチ唐突さが消えなかった。そういう意味での卑怯なのかと。
何より、流ノ介と茉子が、飛び降りた子供を助けられなかったのが――ただ見ているだけだったのが、許せなくてですね。せめて、助けようとしたけどナナシの攻撃で動けず、とかにしてほしかった。
そのせいで、流ノ介の落ち込みっぷりが戯言にしか聞こえなかった。わざわざ夜通しで見張っておいてターゲットを助けられず、やってたのは仲間の馴れ合いだけ……って、言われても仕方ないでしょ。



……と、いきなり辛口ですが。細かい部分を置けば、これ以上なく5人キャラが立ち始めてます。
青緑の、殿に対するスタンスの違い。桃黄の、種類の違った優しさ。
そして独りで気丈に立とうとするも、「嘘つき」であることが徐々に仲間に見抜かれ始めた? 殿。
烈火大斬刀・大筒モードを、殿は独りで持っていた。確かに仲間のディスクの力は借りているけど、戦隊恒例の合体バズーカを持つのがレッド独りって状況は特殊*2
殿に傅くのではなく、支えられるくらい4人が強くなるためには、必要な試練かもしれない。


時代劇モチーフでありながら、100%一話完結にしていない以上、今後に期待大なのです。
ことはと千明の話は良かったです、3話で逃げ出した千明を追いかけたままフェードアウトしたことはへのフォローが、ようやくされたって感じで。


さてここで、『銀魂』のぱっつぁんの名言を引用。

志村新八
「たまさん、それは普通の人間の勘定の仕方です。侍は違う」
「たとえあなたを見捨て、25%の確率で運良く助かったとしても、侍は死ぬんです。
 護るべきものも護れず生き残っても、侍は死んだと同じなんです。
 5%しか生き残る確率がないなら、その5%全てを使って、あなたが生き残る確率を引き上げる。
 一旦護ると決めたものは、何が何でも護り通す!! それが侍だァァァ!!」

シンケンジャーのOPEDでは、その命を、かけがえのない命を守りたいと唄われてますが。
その命とは何か? 若き侍のこれからを、見守っていこうと思います。



んで話は変わるけど。妙に目立ってる(目立っちゃいけないけど)黒子さん。
出来たら、最後までその存在を、登場人物に認識されないでいてほしかった。裏方だからこその黒子なんだから。
歌舞伎役者だった流ノ介、お前が一番黒子に声掛けちゃいけない人だったんだよ……

ディケイド龍騎編。平成ライダーでありがちなすれ違い、これじゃ555だよ

流石にテンションが落ちたかなー、と思うのは、士とシンジの絡みが少なかったからではないかと。
細かいネタに時間割き過ぎたかもしれません。やけに優遇されたカニは言うまでもなく、ゾルダ=スーパー弁護士は検事になってもC調だったり、観てて懐かしかったのは確かなんですが。


結局事態を解決したのは、レン……というより、やっぱりファイナルベントを見せられなかったオーディンの、タイムベントのカードなわけですから。
もうちょっと、士を絡められなかったか。そしてシンジも、過去に戻って真実を知る前から、もっとポジティブに動かせなかったか?
時間が巻き戻って戦いがなかったことに、ってのは原作通りなんですけど。


あとユウスケは、クウガに一応変身したけどミラーワールドに入れず、頭に鏡をぶつけるくらいのことはして良かったのでは。カードを使うライダー以外進入禁止、的な理屈で。
それから、キババッシャーフォーム……分身したナイトを次々と銃撃するかと思ったら、一瞬でやられただけじゃないか……不遇過ぎる。


結局「仮面ライダー裁判制度」自体の可否は投げられっぱなしでしたが、これはこれでいいのかと。
夏海がフォークで編集長を殺せるはずないのに、何の弁護もないまま「仮面ライダー裁判制度」に委ねられてた冒頭の時点で、この裁判の欠陥、龍騎の世界の歪みは、視聴者に明らか。
そしてよ〜く画面をみると、シンジ&レンの書いていた記事が裁判制度批判であることが分かる。いや、もうちょっと分かりやすくしてほしかったけど。
まぁ、タッグが復活した以上、龍騎世界の真の解決を見る日は近いのでしょう。原作通り、いや、今度はレンまで加わって、戦いを止めようとしてるんですから。
そして、そのことを知る(覚えている)のは、さすらいのライダー・士だけ。このまとめかたは上手いですね。

ディケイド剣編。で、「チーズ!」「チーフだ」は、やっぱりオンドゥルネタのつもり? それは要らなかった。

帰ってきた! 僕らのブレイドが帰ってきたよ!


剣立、掛け声こそ「ウェイ」じゃなかったけど。
その戦闘時のがむしゃらさ、逆切れっぷり、そして人を救う仕事に誇りを持つ辺り、オリジナルの剣崎のままですよ。
そして、失望した剣立をさりげなくフォローしていく士チーフ。そうそう、こういうの見たかった。


今編は脚本が、『カブト』『G』の米村さんだったこともあり。
主人公の天道っぽい見透かしっぷり、ゴロちゃんっぽい戦闘中の講釈と、セルフパロディ? もありましたが。
結局は何も考えてなく、自分の給料のために仕事してたのが、偽悪者たる士の個性ですね。これ原作の給料ネタを踏まえただけでなく、「仕事じゃなく、人を愛しているから戦っていた」ブレイドとの対比ですよね。
「進化」のため、って士の言葉は流石に唐突だけど。キングフォームの「エヴォリューション・キング」から来てるのは分かるんだけどね。それをキングのアンデッド自身に言うのもいいんだけどね。


あー、でもカズマとの別れのシーンはカッコ良かった。こういう、さすらいのヒーローって大好きだ。

門矢士《仮面ライダーディケイド
「俺たちのこの世界での使命は終わった」


剣立カズマ《仮面ライダーブレイド
「あんた 一体何者なんだ?」



「俺はやがて、全ての世界を破壊する……らしい」


カズマ
「違うな。あんたがこの世界を救ったんだ」



「どうかな。夏みかんと、そんな約束しちまった気がするけどな」


カズマ
「また会えるか?」



「いつか……旅を続プリキュアの始まる時間だよ!(by 日向咲キュアブルーム》)」けてたらな」

そんないいトコで割り込むなナリ子ォォ!!


…………ああ、いえ。
リアルタイム視聴時、お泊りに来ていた遠方の友人の携帯のアラームが、ここで鳴りまして……ある種、どこかカッコつけられない士らしかった(笑)
なお、その後二人で、映画プリキュアオールスターズDX観てきました。この感想は後日。



残念だったのは、鎌田かな……ハートカテゴリのキングが本編で未登場だった以上、期待したんだけど。
龍騎の世界に出て来た理由も、これと言ってなかったし。鳴滝と共に続投かと思いきや、あっさりやられてしまったし。
そしてギャレンレンゲルの扱いも。ムツキの調子乗りっぷりは原作通りなんだけど。
前編ラストのしょーもないライダーバトルは、実に初期剣っぽかった。でもこれを乗り越えたからこそ、4人揃っての共闘が心地よいわけで。
だからカリスが完全に敵になったのも、ギャレンレンゲルいいとこなしだったのも、剣らしくなかったかなー


……さて、ユウスケは。捕まったギャレンゲルコンビを、ちゃんと救出できたんだろうか?
そこでクウガに変身しなかったらいつするんだ、って話で。


あと轟鬼は、しょーもないライダーバトルで汚された空気を清めるために、雷電激震したの?



さて次回より555編。
ってちょっと待て、ラッキークローバーの一人が、『超星艦隊セイザーX』のビートルセイザー=ケインを演じた三浦涼介さんだって!? テンション上がってきた!
……でも、草加に当たるキャラは出そうにないねぇ……ディエンド初登場に尺が割かれそうで、ちょっと不満。

*1:劇場版でも、てれびくんの全プレビデオでも踊ったけどね、たっくん。

*2:あ、いや……熱き冒険者・ボウケンレッドみたいな突出した例はあるけど…………。でも殿はチーフ程の経験やカリスマ性は、まだないからねぇ。