ふたご姫×メビウス最終回
あー
土曜日が随分寂しくなっちゃいましたねー
ふたご姫もメビウスも、もう放送ないんだ……
今更感慨に浸ってるのは、翌日に円谷さん公式の四月馬鹿企画で大笑いしてたからだ！(笑)
そして今日のケロロにふたご姫ネタがないか食い入るように見入って、ふと思う。そうか、もう背景のミルロを探さなくてもいいんだ……
誰か自分にＧｙｕ！っと鯖折りしてくれませんかね。(意味不明)
縁があって、Ｇｙｕ！最終回はミルロファンの皆様と、お花見しながら見てました。
……ＣＭ入った時、今のは幻じゃなかったか聞いてしまいましたよ。
宇宙はミルロが救ったんだ。きっとそうだ。
そんなわけで、遅れに遅れた最終三部作ネタ・ファイナルでーす。
うん、何でこんな時間かけてるんだ自分？ 書くのに８時間はかかってるよ？
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「全宇宙の全てのハッピーはぁ喰らいぃ尽くされるのだぁぁぁあああ……！」 トーマ 「この宇宙に、アンハッピーなど必要ない！」 シフォン 「トーマ！」 ファンゴ 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ぶるあぁ！」 ファイン、レイン 『ファンゴぉぉ!!!!』
ふしぎ星シリーズ誕生２周年記念作品ふしぎ星の☆ふたご姫Ｇｙｕウス
最終三部作 III心からの言葉
暗黒宇宙大水晶ブラッククリスタルキング登場
この番組は、番台の提供でお送りしません。
エドチン 「スワーン！」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「……長い長い孤独により、憎しみを溜め込んだ魂。その闇の力を吸収した我にぃ、何も恐れるものはなぁぁぁいぃ!!」 ファイン、レイン 『そんな！』 エドチン 「スワーーーン!!」 ビビン 「こらぁあー！ いい加減にしなさいよ、エドチンの彼女を返しなさい、酷すぎるわよアンタ！」 エドチン 「ビビン……危ない！」
ブラッククリスタルキングの攻撃から、今度はビビンをかばうエドチン。
エドチン 「ビビン……」 ビビン 「エドチン、あたしを助けてくれたの？ どうして？」 エドチン 「わからない。何故かビビンを守りたかった……さらばだ、ビビン！」 ビビン 「エドチーーン!!」
スワン同様、ブラッククリスタルキングに吸収されるエドチン……
ビビン 「エドチン、エドチーン！」 ファイン 「ひどい……！」 レイン 「よくも大切な人たちを……！」 トーマ 《ふたご姫、僕たちは生きているぞ》 ファイン、レイン 『……え？』 トーマ 《この学園に犠牲など必要ない。僕は君たちに頼んだんだ、学園のこと、宇宙のことを！》
天空から聞こえる、トーマの声。さらに――
エドチン 《聞こえるか、ビビン》 ビビン 「……ぇ？ エド……チン？」 ブラック学園長 《ビビン、私たちの力を使ってください》 トーマ 《君にも頼む、ビビン……この学園を救ってくれ！》 ビビン 「皆……うわあああ！」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ブブブブブ、次はお前かぁぁ……」
四天王全員の力を合わせ、ブラッククリスタルキングに立ち向かうビビン。
がむしゃらに戦うも、魔法は届かない。
レモン 「ファイン、レイン無茶や！」 カロリ 「今のお前たちはもう！」 ファイン 「だけど、このままじゃ！」 レイン 「スワンとエドワルドが、お互いを想う気持ちを利用して、こんなひどい目に遭わせるなんて！」 ファイン 「それだけじゃないよ。色んな人たちの気持ちも、利用するだけ利用して！」 ファイン、レイン 『もうこれ以上、皆のハッピーを奪わせない！』
叫び、ふたりの身体が光に包まれる！
ビビン 「うわぁ！」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「……むぅ？」
グランドユニバーサルプリンセスに変身したふたご姫が、倒れるビビンを支えた！
シフォン 「ふしぎふしぎ……変身する力なんて」 ノーチェ 「もう残ってないはずなのに……」 クレソンさん 「ファインとレインが言っていた。知識経験ないけれど、キャラとハートが大まかカバー。最後までプリンセスはあきらめない、その熱い心が奇跡を起こし、不可能を可能にする。それがグランドユニバーサルプリンセスだって」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ほほぉぅ、では代わりにぃ、お前たちのハッピーパァワー、我が残らず喰い尽くしてくれるぅ」 ファイン 「ファラリラ！」 レイン 「ララリラ！」 ビビン 「ビビンブーイブイ！」
三人の合体光線を受け止め、あっさり弾き返すブラッククリスタルキング！
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「まだ歯向かう力があるとはなぁ、戯れに仕向けた四天王を退けただけのことはあるぅ。しかしぃ、もうぅ終わりだぁ！ ぶるらぁあ！」 ファイン、レイン 『きゃあああっ！』 ビビン 「何するのよ、離せぇ！ うわっ！」
ブラッククリスタルキングの放つ、レゾリューム光線的な何かが、グランドユニバーサルプリンセスを捕らえた！
助けに入るビビンを吹き飛ばし、ブラッククリスタルキングはとうとう、グランドユニバーサルプリンセスをアンハッピーフルーツに閉じ込めてしまう！
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「旨ぁぁぁい！ これぞ極上を超えた、究極のハッピーパァワー！ わかっただろうぅ？ 光のプリンセスは決して我に勝てぬことをぉ」 ビビン 「ふたご姫……しっかりしなさいよ！ あんたたちの笑顔と……ハッピーパワーは……無敵で…………しょ」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「バカめぇ！ このままハッピーパワーを全て吸い尽くせばぁ、こいつらは二度と笑顔を見せることはない！」 レイン 「ダメ……負けないんだから」 ファイン 「絶対に皆の、ハッピーを、守る！」 ファイン、レイン 『あぁ！』 ファイン 「ドレスが……」 レイン 「ウソ！」
ビビンも遂に倒れ、グランドユニバーサルプリンセスの変身も解ける。絶望の淵に落ちる生徒たち……だが！
ヤヤン 「こんな時にふさぎ込むなんて！」 ララウ 「不謹慎だぞ！」 ノーチェ 「でもぉ」 教頭 「私は――誰一人犠牲者を出さぬと言った!! すぐに救助を!!」 タンバ・リン先生 「あなたたちも！」 シフォン 「でも、私たちまでココを離れたら……」 ヤヤン 「大丈夫！」 ララウ 「ココは、俺たちの思い出の場所でもあるんだ！」
ふたご姫、ビビンの救助に向かう生徒一同。
ブラッククリスタルキングは、独り高らかに笑う……
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「悔しかろう、プリンセス・グレイス。かけがえのない命……貴様が守ったこの宇宙のハッピーも、今潰えた！」
救助に向かった生徒たち、ファンゴ、エリザベータたちを発見。しかし。
レモン 「ファンゴ、しっかり！」 ノーチェ 「ファンゴぉ！」 シフォン 「ファインとレインは……？ ファイーン、レイーン!!」 ファンゴ 「……何も守れなかった」 カロリ 「もう…………、ファインもレインもいない」 ノーチェ 「終わりなんだね……」 レモン 「学園も……、宇宙も……」 ミルロ 《……本当にそう思う？》 カロリ 「……？ この声……」
どこからか聞こえる、ミルロの声。
彼女は……静かに、唄い出した。
ミルロ 《手をつなぎ歩いてく ぎゅっとぎゅっと踏みしめ》 ノーチェ 「いつまでもどこまでも ギュッとギュッと輪になり」 エリザベータ 「世界に花を咲かせよう ララララ ララララブ*1フラワー」 ファンゴ 「フワフワ舞い落ちるたび」 レモン 「ふえてく友達の輪」 カロリ 「仲良しこよしで」 シフォン 「コンニチワ」
それに呼応して、生徒たち全員が「ラブフラワー」を合唱する。
『あの子が倒れかけた!!! ギュッと手をつかんだ』 リオーネ 《あなたたちにも聞こえるはずよ、今は側にいなくても、勝利を信じて共に戦ってきた、仲間の声が》 カロリ 「仲間……？」 『いつまでも友達でいようとちかった』 アルテッサ 《目を逸らしてはいけませんわ。宇宙の未来は今、わたくしたちに託されていますのよ》 レモン 「宇宙の未来……？」 『みんなみんな友達 ずっとずっと一緒に』 ソフィー 《ファインとレインのふたりがいたから、わたくしたちは》 ミルロ 《どんな強敵とも戦ってこれた。あなたたちなら、そのことをわかってくれるはず》 ノーチェ 「僕たちなら……？」 『きっときっとみんなで平和を歌える』 イシェル 《そして救って、ファインとレインを！》 ゴーチェル 《私たちが培ってきたものがあれば》 ハーニィ 《必ず宇宙は》 ニーナ、サーヤ、シヨン、ロロア、ナーシャ、キュアリー、ジュリア、ジョイナー 《守り抜ける！》 ミルキー 《ばぁぶ！》 シフォン 「ええ、必ず！」
メラメラの国、宝石の国、かざぐるまの国、しずくの国、タネタネの国、月の国が現れ！
力を合わせ、唄い続ける！
オメンド 「……おおぅ、何と、プロミネンスが増えてゆく。素晴らしい、どこまでも増えていきますぞ」 トゥルース王 「皆の心が、プロミネンスを生み出しているんだ！」 オメンド 「うっかりしておったわい……ふしぎ星は、それぞれの国が役割を果たし、支え合うことで機能する。それは、おひさまの国とて例外ではないんじゃな……」
その光が、おひさまの国を包み、プロミネンスが――おひさまの恵が取り戻されていく！
『手をつなぎ歩いてく ぎゅっとぎゅっと踏みしめ』 カロリ 「ファンゴ、顔上げろ！」 『いつまでもどこまでも ギュッとギュッと輪になり』 シフォン 「守り抜くの！」 『未来に夢を咲かせよう ララララ ララララブフラワー』 ノーチェ 「ファイン、レインと一緒に！」 『チクタク行進しよう つながる友達の輪』 レモン 「聞こえるやろ、ほら？」
と、ファンゴの手のコインが輝き出し……何とベルチャームへと変化した！
いや、ファンゴだけではない。カロリのデコールも、レモンの黄金のハリセンも、ノーチェのバイオリンもベルチャームに変わり！
ウンチーク像が飛んできたと思ったら、やはりベルチャームに変化してシフォンの手に収まった！
『仲良しこよしでアリガトウ』
ファイン
《もう一度、力を貸して！》
レイン
《私たちの、最後の戦いのために！》
ファンゴ
「レイン…………。ファインと、レインなのか！」
エリザベータ、シャシャ、カーラのおはじきも、ベルチャームへと変わる。
そうして全学園の生徒たちの手に――ベルチャームが現れた。
宇宙で唯一の存在のはずの、ユニバーサルプリンセスの証が。
……いや、最初から、唯一ではなかったのだ。「ふたご」姫が選ばれたのだから。
ファンゴ 《お前ら、どうして》 ファイン 《この宝石は……元は、サニールーチェって言ってね》 レイン 《奇跡の力を持つ、プリンセス・グレイス様から授かったものなの》 ファイン 《それに、最後にグレイス様はおっしゃってた》 レイン 《来るべき戦いの時、この宝石が――サニールーチェが、また必要になるって》 ファンゴ 《俺たちにはまだ、やれることがあるんだな》 ファイン、レイン 《うん！》 ファンゴ 《わかった。一緒に行くぜ！》 ファンゴ 「俺たち――全員で！」
ロイヤルワンダー学園の、全プリンセス、全プリンスで輪になる。
『いつもいつもみんなで笑って踊った もっともっといっぱい楽しく歌える』 レイン 《わぁ……何てあったかい光》 『ギュッとギュッとつまった宝箱みたい これからもいつまでも そっともっと大事に』 ファイン 《皆の気持ちが伝わってくる……》
そこに、光となったファインとレインも加わって……
『みんなみんな友達 ずっとずっと一緒に いつまでもどこまでも キュンとキュンと夢見て』 クレソンさん 「ソレイユベルよ!! 生徒たちに、最後の祝福を!!!!」 『キュッとキュッと歩いてく』 ファイン、レイン 《ルーチェルルン、フォーチュレット！ プローミネンス、エターナルミラクルチェンジ!!》 『ギュッとギュッと輪になり』 ロイヤルワンダー学園全生徒 『天使たち！ 力を貸して!!』
眩き閃光の中から現れたのは。
赤と青のシルエットを併せ持つ――光のプリンセス。
エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス 『全てのハッピーを守る、エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス!!』 ビビン 「キレイ……前の翼より、ずっと大きくて立派よ！」 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「言ったはずだぁ、光のプリンセスは決して我には勝てぬぅ！ ぶるぁぁぁ!!」
しかし、ブラッククリスタルキングの光線が――遂に弾き返された！
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ぶるぁ……うう……？」 ファイン 《まだわからないの、ブラッククリスタルキング！》 レイン 《今の私たちは、ふたりじゃない！》 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「光のプリンセスたちよぉ、何故アンハッピーを恐れるぅ！ ハッピーこそが、アンハッピーを生み出していると何故気づかぬぅ……？」
一方、おひさまの国に移動したクレソン。
オメンドたちと目配せをして、取り出したのは一枚の起動用キー。
クレソンさん 「ファイナルプロミネンス、解禁！」
ヤヤン、ララウ 『あれは!?』 タンバ・リン先生 「あれこそ……プロミネンスを増幅出来る、ファイナルプロミネンス」 教頭 「ファイナルプロミネンスですと？」 タンバ・リン先生 「ファイナルプロミネンスは――」
１年前、ブラッククリスタルの欠片に、ふしぎ星が滅ぼされようとした時。
各国に散らばった７つのグレイスストーンの力で、エターナルソーラープリンセスは《ファイナルプロミネンス》を行なった。
だがその時は、おひさまの国のグレイスストーンが足りず、プーモが身代わりになることで７つの力を発揮したのだ。
しかし、グレイスストーンが失われた今、その７つの代わりになっているのは。
『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 抱き合えば』 リオーネ 《やっとわかったわ》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 背中から』 アルテッサ 《ファイナルプロミネンスは》 『きっときっと キミの熱』 ソフィー 《そもそも、プロミネンスを使えないわたくしたちが》 『キュンとキュンと 伝わるよ』 ミルロ 《エターナルソーラープリンセスの心に応えるためのもの！》 『ずっとさがしている たいせつなもの』 イシェル、ニーナ、サーヤ、シヨン、ゴーチェル、ロロア、ナーシャ、ハーニィ、キュアリー、ジュリア、ジョイナー 《そう、この日のためにあったものよ！》 『そう 心がいつか』 ミルキー 《ばぶばぁぶ!!》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 感じるよ』 クレソンさん 「皆、祝福の力とプロミネンスの力で、ブラッククリスタルキングを撃て!!」
全員で「キミのアシタ」を合唱しながら、祝福のファイナルプロミネンスが発動する。
ふしぎ星のプリンセスたち 『トゥインクル・エターナル・ソーラーブルーミッシュ!!』 ロイヤルワンダー学園全生徒 『宇宙に、大いなる祝福を!!』 エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス 『ハッピーを、取り戻せ!!』 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ぬばあああああああああああああああああああ!!!!」 『まいどまいどの挑戦に 焦らずマイペース 失敗はサクセスのもと わかってる！』 ビビン 「頑張れー!!」 『退屈きゅうくつ知らない いつでもハイテンション お楽しみはここにも そこにも』 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ぬあああああああああ……ぬらあああああああああ!!!!」
ブラッククリスタルキング、祝福とプロミネンスのハッピーパワーを喰らい尽くそうと構える。
『つないだ手と手から 生まれるよメッセージ』 レモン 《負けたらアカンで！》 『ひろがる笑顔 みんなみんな』 ノーチェ 《僕も泣かないから！》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 目を閉じて』 トーマ 《学園には、君たちの笑顔が必要だ！》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 願うとき』 リオーネ 《皆を信じてるわ！》 『きっときっと キミの夢』 エリザベータ 《わらわも信じておるぞ！》 『グッとグッと 近づくよ』 アルテッサ 《笑顔で帰るに決まってますわ！》 『青い空にかけた 虹を渡って』 シフォン 《笑顔じゃないなんて、私たちじゃない！》 『さあ キミの未来〈アシタ〉を』 ブライト 《そうだ……僕たちの、笑顔を》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と つかまえよう』 シェイド 《お前などに、消させない！》 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「これほどパゥワーを吸ってやったのに、まぁだ尽きないのか!!」 レイン 《私たちは絶対に負けないわ！》 ファイン 《皆が力をくれるから！》 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「なぁらば抜け殻になるまで吸い尽くすまでだぁ……！」 パールちゃん 《ブラッククリスタルキング！ 宇宙を照らすハッピーの光は、消せはしないのでーす！》
さらに、ファイナルプロミネンス７つめの光となった、海の国のプリンセス・パールちゃんが呼びかける。
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「……何故だプリンセス・グレイスの一族たちよぉ……何故のうのうとハッピーを貪る命を救おうとするぅ！ アンハッピーこそがぁ、永遠の世界なのだぁ！」 パールちゃん 《ハッピーがあるからこそ、アンハッピーがあるのでーす》 プリンセス・グレイス 《闇があればこそ、また光もあるのです！》
永遠の眠りについたはずの、伝説のプリンセスの声が、一瞬響くも。
しずくの国のふたごの少女・アーダとイーダの歌声の中に、かき消された。
『つないだ手と手から 生まれるよメッセージ ひろがる笑顔 みんなみんな』 アスリー 《私たちは今日まで、勝利を信じて共に戦ってきた！》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 抱き合えば Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 背中から』 カロリ 《ああ。宇宙の未来が今、オレたちに託されているんだ！》 『きっときっと キミの熱 キュンとキュンと 伝わるよ』 ローズマリー、ハーブ 《どんな強敵にも、負けずに戦ってこれた私たちなら》 『ずっとさがしていた たいせつなもの』 シャシャ、カーラ 《宇宙も、必ず守り抜ける！》 『ほら 心むすぶよ』 ファンゴ 《そうだ。俺たちに叶えられない夢なんてない！ たどり着かない未来〈アシタ〉もない！》 『Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 目を閉じて Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と 願うとき』 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「うう……苦しいぃ、喰い過ぎだぁ。だが今や最強となった我がぁ、負けるはずはない！」 『きっときっと キミの夢 グッとグッと 近づくよ』 レイン 《私たちだって!!》 ファイン 《負けない!!》 『青い空にかけた 虹を渡って』 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「うぐぐぅぅ……おぉのれぇぇ」 『さあ キミの未来〈アシタ〉を Ｇｙｕ！とＧｙｕ！と つかまえよう』 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「吸い込みパワァァー、マァックスゥゥーーー!!!! シャァァァァアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!」
唄が終わると同時に、とうとう本気を出すブラッククリスタルキング。その執念は、どこから来るのか？
たまらず叫んだビビンが、ブラッククリスタルキングに突貫する。
ビビン 「エドチーン！ 何やってんのよ、早く彼女とそこから出てきなさいよ！ でないと、でないと――皆が！」 ファイン、レイン 《ビビン！》 ビビン 「エドチン……どこよ！ 出てきなさ―― 何、これ。この哀しい感じ……エドチンのとも、学園長先生のとも違う……」
自らブラッククリスタルキングに飛び込んだビビン。
彼女が感じたものは何か？ そしてもがく彼女の目の前に現れるは、一つの鐘。
クレソンさん 「信じるんだ……我々の力を。我々の未来を！」 ソレイユベルの意思 《クレソン……クレソン！》
とその時、クレソンの名を呼ぶ謎の声。
ソレイユベルの意思 《……ありがとう、君のおかげで意識を取り戻すことが出来た》 ビビン 「！ あんたは……ソレイユベル？」 ソレイユベルの意思 《ブラッククリスタルキングは、元は美しいクリスタルだった。だがその美しさ故、争いを呼び、悪意を溜め込み、ブラッククリスタルキングと成り果てた。全ては、人の心が招いたもの――》 ビビン 「それじゃあ……ブラッククリスタルキングも、エドチンと同じ……」 ソレイユベルの意思 《クレソン、共に行こう。今こそ君の力が必要だ》
無言でうなずくクレソン。光に包まれ、光と一つになって――
真・ロイヤルワンダー学園長 「ふん！」
ソレイユベルが、エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセスの側に現れ！
鐘の音が、プロミネンスと祝福の力を、際限なく上昇させていく！
……なおこちらが、たまたま(?)合致したイメージ画像となっております。→■(from『ですぺら堂』様内、絵板No.292より。イナズさんサイコーです！)
クレソンさん 《皆……もう一息だ！》 ファンゴ 《行くぜ！ これが俺たち皆の――最後の戦いだ！》 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「くはぁ……！ ぬ……ぬぉぉ、いかんん、やはり喰い過ぎたぁぁ……」 クレソンさん 《――今だ！ 皆!!》 ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「我はぁ、暗黒水晶の王……光のプリンセスの一族などに、敗れはせぬぅ……！」 エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス 『おひさまの恵よ、祝福の力よ！ 私たちの声に応えて！』 ファイン、レイン 《ブラッククリスタルキングを助けて――》 ファイン 《……ううん》 レイン 《違うわよね》 エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス 『私たちが、ブラッククリスタルキングを助ける！』
エターナルソーラー・グランドユニバーサルプリンセス――全てのプリンセス、プリンスの光が。
人の優しき心が、ブラッククリスタルキングを包んでいく。
ブラッククリスタルキング（ＣＶ若本） 「ぶるぁ……何故だぁ……何故我が光のプリンセス如きに……ぶぁ…… 我は……光のプリンセスに敗けたのではない……！ そうか……。人間の、ちっぽけなハッピーという光に……光のプリンセスと人間の絆に、敗けたのか…… 我が……我が……光になってゆく……………………」 ビビン 「……光が！」
空は――晴れ。
戦いは終わった。
ソレイユベルの鐘の音が、全てのものに祝福を――
ファイン （……聞こえていますか？ プリンセス・グレイス様） レイン （私たち自身にしか見つけられないこと、大切なものは） ファイン、レイン （今、確かに私たちの胸の中にあります） ソレイユベルの意思 《ありがとう。レイン、ファイン！》 ファイン 「その声は……」 レイン 「学園長先生？」 ソレイユベルの意思 《私は、ソレイユベルの意志。宇宙の平和を願う、学園の心――》 ファイン、レイン 『平和を願う、学園の心？』 ソレイユベルの意思 《ハッピーパワーは全て元に戻り、ブラック星もホワイト星に戻った。 これからも宇宙を、ハッピーにしてほしい。君たちなら、きっと出来る》 ファイン、レイン 『はい！』 ソレイユベルの意思 《これからは教頭を、ロイヤルワンダー学園長「見習い」に任命し、私は静かに、見守っていくとしよう》 ファンゴ 「大丈夫。宇宙は、俺たちの手で守っていける」 エドワルド 《ビビン》 ビビン 「え？ その声は、エドチン？」 エドワルド 《ビビン、それから皆さん。ブラッククリスタルキングを倒してくれて、ありがとう》 ビビン 「…………」 ファイン 「エドチン」 レイン 「その人がスワンさんね」 スワン 《はい。おかげでやっと、闇の中から解放されました。本当にありがとう》 エドワルド 《ビビン。今までありがとう》 ビビン 「え……？」 エドワルド 《ビビンのことは、ずっと忘れない》 ビビン 「な、何カッコつけてんのよ！ アンタなんかやっぱり、ブタチンの姿のほうが似合ってるわよ！」 エドワルド 《……皆さんの平和を、見守り続けています。さようなら……》 ビビン 「あっ――」
ソレイユベルの声が消え。
一枚の絵に戻る、プリンス・エドワルドとプリンセス・スワン。
ビビン 「エドチン……楽しかったよ、エドチン。あたしも忘れない、エドチンのこと。これからは愛する人と、ふたりで幸せにね」 ファイン 「よかったね」 レイン 「うん――ブラッククリスタルも、なりたくてああなったわけじゃないのね」 ファイン 「皆で宇宙をハッピーでいっぱいにしたら、もうこんなこともなくなるね」 レイン 「そうね！」 クレソンさん 「……これで君たちも、立派なプリンセスだね。卒業試験、合格だ」
ファインとレイン、生徒手帳をクレソンさんに返し。
ファイン 「最後の戦いが終わった今、あたしたちには新しい使命ができました！」 レイン 「この学園の人たちと共に得た、大切なものを」 ファイン、レイン 『ふしぎ星の、新たなプリンセスたちに伝えていきます！』 カロリ 「いい顔してるぜ、ファイン！ レイン！」 レモン 「しっかりやらんとアカンで！」 シフォン 「あなたたちと出逢えて、本当に良かった！」 ノーチェ 「ずっと、応援してるからね！」 ファンゴ 「……………………。行けよ」 ファイン、レイン 「さようなら……今まで、ありがとうございました！」
ふしぎ星が、ふたご姫を。ふしぎ星の仲間たちを連れて。宇宙へ帰っていく。
ファンゴ 「…………ファイーン!! レイーン!! ありがとぉーー!!」 シフォン 「身体に気をつけてー!!」 ノーチェ 「頑張ってねぇー!!」 レモン 「ファイン、レイン、元気でなー!!」 カロリ 「ファイン!! レイン!! 頑張れー!!」
学園には、満開のハッピーフラワーが咲き誇っていた。
……それから。
カロリはサッカー選手になり。
レモンはお笑い芸人に。
シフォンは学者に。
ノーチェはバイオリニストに。
ファンゴは弟と共に、国を継いで。
ビビンは、ブラック学園改めホワイト学園の教師になった。
そして、ふたご姫は――
ファイン、レイン 『みーんなハピハピハッピッピー！』
……この長たらしいネタは、『ウルトラマンメビウス』をベースに『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』のキャラを当てはめてお送りしました。
- 次週予告
レイン 「ゼゼゼットトトソ、何者なの!?」 ファイン 「祝福の力も、プロミネンスも通用しない！」 ケロロ 「参ったか超宇宙巨大侵略獣！ 我輩がケロロ軍曹であります！」 ファイン、レイン 『ケロロさん、なんて強さなの！』 ケロロ 「ファイン殿レイン殿、あとは我輩に任せるであります！」
ふしぎ星の☆ふたご姫は今週で終わりです。来週からは新ヒーロー・ケロロ軍曹を応援しって冗談です悪気はないんですやめ(略)
*1:ベータ様、どう聞いても「ララララ ララララ」って唄ってます。でも自分もこういう歌詞だと思ってた。
