おばあちゃんは言っていた、ごーまんかましてよかですか?


あの時、誰も分かってくれなかった。優しい人の涙を。
これであなたたちは満足なんだ。
僕は決して忘れないよ。忘れさせないよ。あの日の事を……






コンビニ本の『キン肉マン』を、よく立ち読みしてます。
そこに、ゆでたまご・嶋田先生の作劇についてのインタビュー記事が載ってまして。
バッファローマンが「キン肉バスター破り」を思いついた時は、まだ嶋田先生の中で具体的な破り方を考えてなかったとゆー、頭の痛くなるエピソードが収録されてます。
かの有名な「6をひっくり返して9にする」というのは、後から思いついた発想だとか。
でも、あの興奮は今でも色あせることなかった。
今でこそ色んな場所で、『キン肉マン』や『闘将!!拉麺男』に対するツッコミがされているけれど。それらを子供の頃読んで感動し、何かを学んだ思い出は、絶対にウソなんかじゃない。
尾田栄一郎先生が、『キン肉マン』を評して。設定を簡単に変えてまで、少年漫画の面白さを極限まで追求した……とか、そんな感じのことをおっしゃってた記憶があるんですが、うる覚えでーす(汗)。


して。
「夢の超人タッグ編」最終巻におけるその記事で、インタビュアーさんが。
嶋田先生の作劇を「ライブ感」って表現してたんですよ。
面白さ優先、設定に捕らわれることなく自由に発想する。
……ああ、これってまさに、白倉伸一郎プロデューサーのやり方じゃないかって。


なのに何故、自分たちは。
キン肉マンは認めるのに、白倉氏は認めないんでしょうね?
自分もそうですし、肉大好きな友人もアンチ白倉です。
キン肉マンにあって、白倉氏にないもの。
それは……「友情パワー」じゃ、ないでしょうか。


インタビュー記事は、ライブ感を重視しながらも。
「友情」というテーマだけは、決してブレることなかったと。
その軸があったからこそ、最後まで盛り上がった、そうまとめられてました。
ならば。
果たして。
白倉氏の「軸」は、何処にあるのでしょうね?



――お待たせいたしました。
白倉伸一郎氏の著書『ヒーローと正義』の検証記事。
完成いたしました。
……期間にして、6ヶ月。何やってたんだ自分。
ホントぉぉおぉお〜〜に、大変長らくお待たせいたしましたっ。
いつまで経っても書き終わらないと愚痴ってたその長さは、テキストファイルにして100KB行かないくらいでした。アホですね。



なお、この本を自分に無理矢理読まされて(笑)意見をくださったり、反論のUPを心待ちにし応援してくださった身内友人知人の方々には、深々と頭を下げる次第です。
心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。