今週の大笑点ふたご姫ヒットパレード・新年はメラメラの国で演芸会をプロデュース!

ブライト、桐矢京介
『はい! ジャンガジャンガジャンガジャンガ(中略)ジャンガジャジャーン!!』

ブライト
「あけましておめでとう愚民諸君! ふしぎ星を導く器の男、プリンスブライトさ! ちなみにアンガールズ風のジングルは言ってみただけだよ!」
京介
「あけましておめでとう。どうせ君たちは今年も、ダラダラとつまらない正月休みを貪ったんだろう? ヒビキさんの弟子になりたいんだかイマイチよくわからない男、桐矢京介です」
ブライト
「ん? どうしたんだい皆、新年早々僕たちの顔は見たくないって? 何を言うんだ、僕ほどゆるゆる〜な悪役なんていないじゃないか! 『ふしぎ星の☆ふたご姫 キャラクターディテールブック』の対談で、かの監修・佐藤順一さんだって、『石にかじりついてでもゆるゆるにする』と言ってるんだ。
 だから僕が特撮番組のノリでザコール、もとい闇の騎士を召還して人々を襲おうと『ゆるゆる』なんだよ? 僕がこーなる前に、大臣の部下二人も木槌で殴りかかったりしたけど、あれだって『ゆるゆる』なんだよ? あの監修・佐藤順一さんが言ってるんだからね!」
京介
「ゆるゆるなのは脚本家の頭のほうじゃないかな? ……ああ、わかってるよ。脚本家が全部決めてるわけじゃない、責任が全部脚本家にあるわけじゃない、って言いたいんだろ? だから俺のキャラクターを創ったのも、井上敏樹さんだけじゃないから、井上さんには責任なんてないんだ。
 演出に任せた執筆スタイルだから、俺が安達の陰陽環を盗んだことをヒビキさんも誰も責めなくたって、それは演出や監督が悪いんだ。俺のせいでも脚本家のせいでもないんだ」
ブライト
「そうさ、僕たちはゆるゆるなんだ、子供番組として正しいんだ! 今年も僕たちは、人気子供番組の超話題キャラクターとして頑張り抜くよ! 応援よろしくね!」
京介
「別に君たちのつまらない応援なんて要らないけどね……」



《ライオセイザー》安藤拓人
「お前たち三将軍のほうがよっぽどゆるゆるしてるよな、ブレイジェル」
(元?)火将軍ブレアードブレアードだ拓人っ! だが一理あるぞ。『ゆるゆる』した覚えはないが、俺は拓人と決着をつけるためだけに戦うんだ! この王道を、正々堂々とひた走ってるだけだ!
 それが何だあの王子は、ふたご姫がコスモカプセル、もといグレイスストーンを見つけた隙に掻っ攫う、って毎回毎回同じパターンじゃないか! 俺のように正々堂々と、諦めた途端道に転がってたグレイスストーンを拾うくらいの工夫を見せてみろ!」
拓人
「無茶言うな!」
ブレアード
「あのキリヤとかいうガキもガキだ! 最初は復讐のためだったのに、たまたま成り行きで人助けしただけじゃないか! そんな行き当たりばったりにいい人キャラになると、せっかく拓人と休戦したのにシャークセイザーに助けてもらえなかった俺のようになるぞ!?」
拓人
「当たり前だ!」
ブレアード
「以上あとがきでした」
拓人
「『太田光の今日のあとがき』かよ! 俺は田中裕二じゃねぇ!」



シェイド
「……シェイドです……もう誰も、エクリプスなんて呼んでくれんとです……」
安達明日夢
「……明日夢です……俺が『人助けをしたいから鬼になりたい』って、いつ決まったとですか……」
シェイド
「……シェイドです……俺を見たファインが顔真っ赤にしてたことなんて、もう忘れられてるとです……」
ミルロ
「……ミルロです……リオーネ、じゃなくてボードラゴンに『地味』って言われました……水芸やったのはくるみさんじゃなくて、一条さんとです!」
明日夢ぱにぽにネタはわかりにくいと思うよ」
シェイド
「さらに言うなら、出番を忘れられてるのはお前じゃなくてアウラーのほうだ」
ミルロ
「……せっかくだから、スケッチブックでネタやりたかったとです……ららる〜……」



リオーネ
「お父様、いい加減目を覚ましてください! ふしぎ星中の国の為政者が、自分の子供より他国の王子を信じてるのは無能だって総スカンされてます!」
ウォル国王(CV:大川透)
「無能!?」
リオーネ
「……そうです、ふしぎ星始まって以来中略なプリンセスのふたご姫が、そんな謀略考えられるはずないじゃないですか!」
ティオ
「リオーネ、そんな言い方は……」
リオーネ
「ってボードラゴンが言ってました」
ウォル(CV:大川透)
「……無能。そうか。私が間違っていたな」
リオーネ
「お父様!?」
ロイ・マスタング大佐(CV:大川透)
「ならば私直々に、ふたご姫を手伝ってやろうか。ただし、真っ黒焦げだぞ?」
ティオ
「どこの素晴らしき十傑集ですか父上!?」
ロイ(CV:大川透)
「私の昇進に利用できるものは全て利用させてもらう。私がふしぎ星統一国家大総統の地位に就いて軍事の全権を手にするまではね」
ティオ
「それではやってることがダークブライトと変わりありませぬぞ!?」
リオーネ
「不穏当な発言は慎んだ方がよろしいかと、とホークアイ中尉が言ってます」
ロイ(CV:大川透)
「そしてふしぎ星のプリンセスのドレスをッ!! 全てミニスカートにするのだッッッ!!!!」
ティオ
「ちっ、父上が、父上がご乱心なされたー!!」
ウォル(CV:大川透)
「私の名はロイ・マスタング、地位は大佐だ。そしてもうひとつ、『焔の錬金術師』だ! 覚えておきたまえ! 覚えておきたまえ! 覚えておきたまえー!」
リオーネ
「キャラをどっちかに絞れやクソ大佐、と鋼の錬金術師さんが言ってます」



ファイン、レイン
『ヒビキさん、新年あけましておめでとうございます!』
ヒビキ
「あけましておめでとう、少女たち。今年も一緒に鍛えようぜ!」
ファイン、レイン
『はい!』
ヒビキ
「ああ、それと、2年目が決まったそうじゃないか。そっちもおめでとう、俺たちの分まで頑張ってくれよ」
ファイン
「……うん。だけど……」
レイン
「私たち、心配なんです。このまま2年目に突入して、大丈夫なのかって」
ヒビキ
「何言ってるんだよ。そのために、心を強く鍛えてきたんだろ?」
ファイン
「でも……私たち、何が『ゆるゆる』なのか、わからなくなっちゃったんです」
レイン
「佐藤順一さんは、ブライト様を悪に染めてもシリアスな展開にならないようにって、マヌケな悪の天才ブウモを創ったって言うけど……」
ファイン
「確かに言動はおバカだけど、結局やってるのは悪いことだよ!」
レイン
「本当にシリアスな展開にしたくないなら、ゆるゆるな悪役を創りたいなら、大臣を闇の力に吸収するなんて酷いことしないわ」
ヒビキ
「まぁまぁ、落ち着こうよ。そんな状況だからこそ、『ゆるゆる』が必要なんだろ?」
ファイン
「ヒビキさん……」
ヒビキ
「ライオセイザーとブレアードが分り合えたのは、二人が笑顔を忘れなかったからさ。どんな真剣な場面になっても、ちょっとした掛け合いを忘れない。ボケに対してツッコミを入れるのだって、一つの思いやりなんだ」
レイン
「そうなのかしら……」
ヒビキ
「だから君たちも、君たちができることをやればいいんだよ。少しずつでも。わかるだろ?」
ファイン、レイン
『…………』
ヒビキ
「じゃあ、今年もよろしくな(シュッ)」

ファイン
「……レイン」
レイン
「うん」
ファイン
「凄く辛くても、それが現実なんだよね。正しく生きてても、傷つけられたり、踏みにじられたりする。だけど、私たちの星は、私たちで守るんだ。もし今、凄く辛いと思うなら、これからは辛くならないようにすればいい」
レイン
「生きていれば、何度も転んで、そのたびに傷を作ったり、痣を作ったりする。だから、心を強く鍛えるのよ。自分に負けないように、自分が信じたことを信じて。そうですよね、明日夢さん」
ファイン
「だから私たちも、笑っちゃおうか!」
レイン
「うん、笑っちゃおう!」
ファイン、レイン
『ありがとう、ヒビキさん!』

・BGM(『始まりの君へ / 布施明』の前奏)

ナギーニョ
「はるか遠くのぉ〜〜、地平線かラララ〜〜〜♪♪」
ファイン、レイン
「またお前が唄うんかい!!」