[特撮]キャラへの愛

今の響鬼に足りない物です。ようやく、はっきりしました。
先日『まだまだあぶない刑事』見てきました。タカ、ユージは勿論、トオルも前作と今作の間を生きてきた、と実感できる映画でした。空白の7年間、我々に見えないところで彼等は生きていた。

先週のケロロも名話でした。Aパート、今更原作の初期の話=夏美とケロロの入れ替わり話をやったのですが、展開が違う。単なる悪戯として処理されたのが原作なのですが、アニメでは「互いの立場に自分が立つことで、互いにわかりあった」という、いい話に。何故か。
アニメケロロが「2年目」だからです。ケンカして少しずつ歩み寄ってきた二人だからこそ、出会って然程経ってない頃の自分達とは違う結論を見い出した。
キャラがそこにちゃんと生きていて、成長している。設定の緻密さや整合性をつつくことより、ずっと大事なこと。

それが今の響鬼に、ありますか?
前話でキリヤに「責任ある姿」を見せたヒビキさん。だが、今話ではそれを全く反省しないキリヤ。一方のヒビキさんも、(一応)真剣だったキリヤの弟子入り志願に、逃げ出して正面から向かわない。明日夢も、キリヤの挑発に簡単に乗って、一緒にあきらに弟子入り。
この辺誰一人として、今までの話で得た教訓を生かしていない。人間的な弱さのみ強調され、キャラが「生きている」と実感できない。
555の如く「電話したら即座に駆け付ける」と皮肉られてますが、こういう時間軸のスッ飛ばしこそ、問題では。



……今の響鬼に、愛はありますか?
ヒビキさんたちは、ちゃんと、そこに生きてますか?