始まらない桐矢京介

桐矢京介救済企画第一弾。

桐矢京介
「また小さなことでくよくよして、ヒビキさんに慰めてもらいにきたのかい?
 自分のやりたいこと、やれること、やればいいんだよ。少しずつさ。それが強さになるんだよ。
 ……ま、君ごときが頑張っても、元から無理なんだろうけどね?」

桐矢
「君は、つまらない。」


安達明日夢
「…………いや、今の何?」
桐矢
「さぁ今日から始まった新番組『桐矢京介の君はつまらない』」
明日夢
「番組!?」
桐矢
「司会はお馴染み桐矢京介。アシスタントは、俺と友達になれるかどうかまだわからない、日本一つまらない男子高校生の安達明日夢くんです」
明日夢
「…………」
桐矢
「この番組は、数々の『つまらない人間』をゲストに呼びつけ、この俺が必要以上に高い人間観察力を非常識に発揮して、厚顔無恥にも糾弾し世界観をブチ壊すという画期的なバラエティです」
明日夢
「自覚はあったんだね」
桐矢
「それでは記念すべき第一回のゲストは、我が『仮面ライダー響鬼』と同様、3クール目からテコ入れの入った『ふしぎ星の☆ふたご姫』から――
 宝石の国のプリンスにしてダークサイドに堕ちた、ふしぎ星始まって以来のつまらない王子・ブライトです!」

ブライト
「オッケェェェイイイ!! ふしぎ星☆フゥーーーー!!!!」

桐矢
「………………………………え?」
ブライト
「どぉ〜もぉ〜〜〜、ダークブライトですフゥーーー!!」
明日夢
「ど……どうも。それってやっぱり、レイザーラモンHGさんですか? いつかのサンバの回で披露した腰フリダンスの」
矢沢@カプリコーンアンデッド
「フォーーーーー!! カプリコーンヤザワCQ*1ですフォー!」
橘さん@ギャレン
「お前じゃない! 何ヤテンダ!」
矢沢
「ナンデォナンデォ、ギャレンのヤロォ、このオレに恥かかせてくれちゃってフォー……」
明日夢
「誰ですかあなたたち一体」
ダークブライトHG
「オッケ〜イ腰フリ過ぎですよフゥーーー!!」
明日夢
「腰痛には気をつけてくださいね」
桐矢
「………………き、君ってつまらない人間だよな!」
明日夢
「動揺してる動揺してる」
桐矢
「『ふしぎ星を救うのは自分』とか言ってる割に、やることなすことブーモの言いなりで……」
ダークブライトHG
「いいんですかいいんですかぁー? そんなこと言っちゃて?」
明日夢
「……その辺にしとかないと、また妹さんが泣きますよ?」
ダークブライトHG
「アルテッサ〜泣いちゃダメだよフゥー、こっちにおいでフゥーーー!! バッチコーイ!!!! 確実にトラウマフゥーー!!」
明日夢故意犯だったんだ……)
ダークブライトHG
「この僕の魅力に、ふしぎ星中がメロメロだよフゥーーー!!!!」
桐矢
「それはどうかなぁ? ブームも来年の今頃までが関の山だろうし」
明日夢
「2年目があればだけどね」
ダークブライトHG
「……セイセイセェイ! リアルな話はやめてくれないかな」
明日夢マイメロは2年目決定の噂が流れてるけど、来年のライダーはどうなるんだろう」
桐矢
「それで、君はこれからどうする気なのかな? プリンセスファインにご執心なのは変わらないみたいだけど、まさかアルテッサの涙で正気を取り戻して今までの記憶はなかったことに、なんて無責任なことにはならないよね?」
大臣
「……そんなことはさせん!」
明日夢
「! あなたは……」

大臣
「DANDAN大臣! プロォミネンス・ドレスアァァァップ!!!!」

桐矢
「………………………………………………………………え?」
明日夢
「先週これを公式でやっちゃったのが、凄いところなんだよね」
大臣
「……やったぞ! 遂にプロミネンスの力を手に入れたぞ! これで私は、無敵だぁーー!!」
神野司郎@デモンナイト
「俺は取り返しの付かないことをしてしまった――魔神ダルガに、プロミネンスパワーを奪われてしまった!」
明日夢
「まだやってたんですか神野さん」
桐矢
「…………きっ、君もつまらない人間だよね! とっくに辞表出して大臣辞めてるのに、まだ大臣名乗ってるし! ローマンって名前はいつ明かすつもりなのかな」
明日夢
「本名あったんだ」
桐矢
「『幼稚園』9月号の付録DVDで初めて判明したんだよ。そんなことも知らないのかい?」
明日夢
「それ、買って見たの? 桐矢くんが?」
ダークブライトHG
「プロミネンスフゥー!! いずれはその力も僕が頂いて、ブンブンブライト、プロミネンスドレスアップですよフゥーーー!!!!」
明日夢
「エンエンエクリプスってのもあったよね、そういえば」
ダークブライトHG
「さぁ〜、桐矢くんも変身音叉で、プロミネンスドレスアップ、フゥーーー!!」
桐矢
「なっ、何を言うのかな君は!?」
ダークブライトHG
「そして二人で番組をブチ壊しましょうフゥーー!! ブンブンブライト、キリキリキリヤ! 今こそフォーチュンアームド響鬼ですよフゥーーーー!!!!」
桐矢
「い……嫌だ……、怖いよ」
明日夢
「桐矢くん!?」
桐矢
「た、助けて……助けてよママ! ママーー!!」

草加雅人@913
「無様だねぇ……ま、こんなもんかな?」

桐矢
「!! 草加先輩……! こ、これは――」
草加
「今の君には殴る価値もない――って解釈で、いいのかな?」
桐矢
「そ、そんな! 待って、待ってよ草加先輩! 俺は、俺は貴方みたいになりたくて――」
明日夢
「……桐矢くん」
桐矢
「え?」
明日夢
「…………あれが、桐矢くんの見てる背中なんだね」
桐矢
「安達くん……?」
明日夢
「だったら今から、第一歩を踏めばいいんだよ。それが俺たちの始まりだ――って、ヒビキさんなら言うと思うよ」
桐矢
「……………………」

・BGM(『少年よ / 布施明』の前奏)

ナギーニョ
「まぁ〜〜るで〜〜〜、透明になったみたいラララ〜〜〜♪♪」
桐矢、明日夢
「お前が唄うんかい!!」



ファイン
「それでヒビキさん、HGって『フゥー』と『フォー』のどっちが正式なの?」
ヒビキ
「……それは、自然の響きを感じ取ればわかることなんじゃないかな。そんな感じ?」
レイン
「何カッコよく決めてるんですか」

明日夢」ってヒビキさんが呼んだ後は、『少年よ』をかけて欲しかったかな〜、とか何とか思ったり。


PS 実はHG、いいともぐらいでしか見たことないので、細かいトコ違ってるかもしれない。(笑)

*1:カテゴリーQの略。実は彼のアブゾーブクイーンなくして、ブレイドフュージョンジャックもエヴォリューションキングもできないのであった。