『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』ネタバレビューその後

↑書いた後、症状が悪化してフラフラし、2回目の休憩中しこたま眠って、結局シフト全部乗り切ったんですがだいじょぶか自分。
とりあえず今は何とか。座ってれば平気らしいです。


して。
この日記に、初めてトラックバックがいらっしゃいました(←明らかに日本語間違ってます)。
それはすなわち、生まれて初めてのトラックバック
気分的に盛り上がりまくりですが、最終的には盛り下がりました(←何故)。

「○△□」様、04/09分。トラックバックありがとうございました。
http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20050409/p2


同じく04/03分にも、凝縮された映画レビューが。カッコいい文章です。
http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20050403/p1

反応が遅れまして、申し訳ありません。
自分の回りくどいレビューで、お役に立てる部分あらば身に余る光栄です。
「メリー号の件」。そうでした、ちょうど今連載中のウォーターセブン編で、「仲間を失う/別れる」エピソードをやっていましたね。
老朽化し、航海不能となった大切な仲間、海賊船ゴーイング・メリー号。それを想う気持ちは強く、しかしその強さ故に、さらなる仲間との衝突を生んだ……
原作をアレほど持ち上げておいての失念とは。不覚。
男爵もルフィも、仲間を思う気持ちだけは同じ。それを慮る演出がどこかにあれば。
……小説版でもフォローはなかったですね。ううむ。
もっとも男爵を〝海賊〟と認めなかったから、同情も何もしなかった、かもしれませんが。
だとしても。

ワンピースに「弱ェ」敵なんて居なかった。かわいそうなひとに拳を振るっちゃあいかんよ船長さん。
(同04/09分より)

って結論に行き着きますね。やはり。
あまりにも凝縮された一文に感動し、引用いたしました(笑)。
やはりルフィは、既に〝海賊〟ではなくなっていた男爵を殴るべきではなかったのかもしれません。
「こんなものは本当の仲間じゃない」と、否定する言動があれば、それだけで。


あ、小説版はわざわざ買う程のもんじゃないです(←酷っ!)。ファンならOK程度です。



そして、○△□さんでご紹介のあった、別のかたのレビューがこちら。

伊藤計劃:第弐位相」様、03/21分
http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20050321/p2

演出意図は自分も読み取れてなかったので、驚くことしきりです。
OPのカットすら「彼岸」を象徴していたとは。
そして、「ワンピースとしては」という視点からしか見れず、書けぬ自分は、間違いなく映画の敵です。
まぁ自分の中では圧倒的に「ワンピ>(一般的な)映画」なので、悔いはありません。(笑)


「男爵は関係の破綻を経験していない」という、脚本の混乱の指摘。
言われてみれば全くその通り。敵役を打ち倒して然りの立場に、主人公がいない(※本作中では)。
ONE PIECE』の情報なし、純粋にストーリー構成を分析するだけで、齟齬は見えてくるわけですね。
とにかく熟読を。批評読んで、ここまで感動したのは久しぶりです。



ううむ。
まだまだです。
というか、テーマを極限まで凝縮したレビュー、コラムとして体裁をかっちりまとめたレビュー――と、ここまで優れた文章を読むだに、浅薄な自分を思い知るのです。


やはり自分は文章書きというより、論文書きなのかも。
序文→具体例→分析→意見というお決まりの四段構成から、いまだ抜け出せず。
伸び伸び盛りかはともかく、未熟半熟なのです。精進します。
そしてそんな自分の拙レビューを読んでくださった全てのかたに、心より感謝。