レインボーフレーバー3の宣伝(完全版)

元ネタ:劇場版『仮面ライダーダブルFOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』予告編
推奨BGM:「W / 松岡充」(上記劇場版『仮面ライダーダブル』主題歌)

仮面ライダーエターナル

「俺の名は仮面ライダーエターナル。プリキュアシリーズに命運を握られた哀れなる箱庭の住人たちを、解放する者だ」

大道克己(←変身解いた)

「ところでプリキュアファンの諸君。このイベントに、我々が望む同人誌が出版されている。それが頒布されれば、我々の戦力は完全無欠だ。
欲しいかたは、レインボーフレーバー3が開催される東京文具共和会館4階の『F14』まで、出来れば500円玉を*1持参して頂きたい。該当者には、500円で頒布しよう。我々の同志として迎えることも考える。以上だ」

マダオ(ナレーション)

プリキュアオンリーイベント史上、最大の事件(?)が勃発!
ぶっちゃけありえない同人誌の、恐るべき(?)パワーが、オンリーイベントを襲う!

照井竜《仮面ライダーアクセル

「地獄から迷い出たか!*2

大道克己

「俺は、プリキュアを批判する者だ。地獄を楽しみな!」

マダオ(ナレーション)

最強(?)評論本“風”同人誌の出現に、プリキュアオンリー壊滅の危機!(?)

フィリップ《仮面ライダーダブル ファングジョーカー》

「君に何が分かる!」

左翔太郎《仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーエクストリーム》

「いや俺にもさっぱり分からねぇ、何だこの予告」

マダオ(ナレーション)

それぞれの宿命を胸に、いよいよ、最終決戦が始まる!

仮面ライダーオーズ

「ライダー"も"助け合いでしょ」

大道克己

「終わりだ。過去5年間のプリキュアシリーズ……」

マダオ(ナレーション)

プリキュアと正義 完全版』――プリキュアンジャスティスFOREVER 無印to5GoGo! 吼えろ〈非日常〉の正義
10月24日、レインボーフレーバー34階F14「別冊!勝手解釈」にて頒布!
さらにぷにケット22パオ33「ベレムナイト」様にて委託頒布決定!

僕の心に弱さは住み着いてた〜♪
大人になる度 弱さが広がってぇ〜♪


……あ、えと、スミマセン。真面目に宣伝します。



遂に完成しましたっ!


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プリキュアと正義 完全版』!
表紙&デザインはいのうえさんです! ありがとうございます!


以前ご紹介しました通り、今回の本は2年程前に出した『プリキュアと正義』というコピー本を大幅に加筆訂正したものです。
その中では、MaxHeartを中心にその内容を評論、批判っぽいことをしたのですが。
今回はそれに無印の分析を加え、さらにSplash☆Starから3年分、要するに鷲尾天(たかし)プロデューサーの関わったプリキュアについて語りまくるという、おっそろしい本です。
何せ、そのページ数はA5サイズで60。……そんなに書いてどうするよ。しかもまだ書き足りないこといっぱいあったし。


果てさて今回はゲスト様を募り、「ここが変だよプリキュアシリーズ」というものを描いて頂きました。
さぁ、我々の同志(?)3名様を紹介しよう!


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表紙も担当してくださった、ベレムナイト」様のいのうえさん!
何と5つのシリーズ全てに対し、5枚も4コマ漫画を描いてくれました! 何という大盤振る舞い! 委託の件も含め、もう脚向けて眠れません!
……あ、こちらのほうでは、毎度お馴染み舞の目はグルグルしてますよ。ゲッター線に侵されたみたいな、いつものアレ。
そして今では貴重なMHのビジュアルファンブック2冊、参考資料としてお貸しくださったことにも感謝です。
ご本人はぷにケット22の「パオ33」にて、ハートキャッチプリキュア感想本等を出す予定だそうです。
2010/10/14追記:いのうえさんのぷにケット新刊等も、ウチのスペースで委託予定です!


続いては!

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ぼっこ屋『望月』」様のけいさん!
何故5GoGo!までしか基本的に扱わない本に、キュアマリン&コフレが登場するのか? それはこの、コマの隅々まで情報が詰まった4コマを見れば分かるはず!
自分の本の原稿を済まし、さらにゲスト依頼後わずか一週間でこちらのゲスト原稿を描き上げる、仕事の速さと密度には感服いたしました! 見習え自分!
ゲストページデザイン原案から、オフセット印刷のイロハのご教授まで、原稿以外のところでもお世話になりました。
2010/10/15追記:けいさんの新刊は、ぷにケット22のいのうえさんのブース「パオ33」で頒布予定だそうです!


そして!

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クルクルバケーション」様のけんしんさん!
カラオケ部部長、字幕職人など数々の肩書を持つ(?)、多趣味かつ顔も広い、人望に厚いかたです。
今回は、青い薔薇の奇跡って何じゃらホイだったミルキィローズ様について語って頂きました。
実は自分もくるみは好きでしてね、今まで守られるだけの存在だった彼女が、プリキュアと同等の力を持つ妖精になった以上、その存在はプリキュアという存在を否定してしまいかねないバックボーンを得たわけでして、だからああもう以下略。
尚、けんしんさんもレイフレ3のほうに参戦です。同人誌だけでなく、プリキュア版ガンバライドステッカーを自作等々。
サークルスペースNo.は……ご本人が4階の「H18」と告知されてました。是非お立ち寄りを!


とにかくお三方、ありがとうございました!



さて、自分の本文についても、少々紹介を。


まずは序文。プリキュアのメインターゲットではない自分が、何故大人の視点から子供番組を見なければならないか、その理由を述べています。
そこから始めないと、プリキュアを語ることは出来ないと思ったからです。
……もっとも牽強付会だらけの勝手な解釈なので、読み飛ばし推奨なのは前作『プリキュアと正義』コピー誌版と変わらな……じゃなかった!
かつての鷲尾天プロデューサーの問題発言「下着や水着は見せない」について、夕刊フジという大げさな記事を描きかねないメディアではない本、無印ビジュアルファンブック2で言質が取れたという部分だけは、是非読んで頂きたい!


んで第一章。
前作『プリキュアと正義』コピー誌版では、MHの〈日常〉と〈非日常〉が完全に切り離されている、光と闇が一切対話しない(ひかりと洋館の少年くらいしかない)ことを問題にしましたが。
無印初期からそうではなかったことを、自分はずっと気にしてまして。いやキリヤの件だけでなく。
例えばピーサードがエレベーターのベルト切ったり、美術館の人間を石化させたり。
ザケンナー化した実験装置を壊さないようユリコがプリキュアに直接懇願したり、偽プリキュア騒動が起こったり。
ごくごく初期では、フレプリ&ハトキャみたいに、プリキュアが一般人と絡むこともあったんですよね。
それがいつの間にか、MHのように闇の空間で一般人全員気絶、プリキュアと闇の戦士の戦いに絡まないようになった。それはいつからなのか、何故絡まなくなったか……
そして、学芸会や合唱コンクールにおいて、いつの間にか彼女たちの〈日常〉が、プリキュアをやる上でどんどん都合のいい方に変わってしまっている……その過程を徹底批判しました。
また、ベルゼイレギーネ&ジュナの宿命についても論点を広げ、彼らの出自・目的の分かりにくさを解析。
そんなことを考えながら、この章では無印を突き詰めて論評しています。


第二章は、『プリキュアと正義』コピー誌版を加筆修正して再録。


第三章も、再録したコピー誌版の結論=たむけんさんの宝物が、その後どうなったか書き加えています。
結局館長がキュアドリームに会いに来た理由と結論はどうなったのか、青い薔薇は秘密の印さんよりペンギンに似た良く分からない卵生鳥類のほうがよっぽど秘密だらけだとか。
――キーワードは「媚び」です。媚びって何なのか、誰に対してどんなことをするのが媚びと言えるのか。思考停止せず結論を出してみました。
そしてブンビーさんのこと、映画5GoGo!のシャイニングドリームについて、自分なりの解釈を入れています。
……本当のところ、映画5&5GoGo!には、鷲尾Pではなく現・梅澤淳稔(あつとし)Pが創ったのだそうですが、その辺はご勘弁を。別に鷲尾P中心に分析しなくてもいいよなと思い始めたので。



そんな感じで、約50ページ程語り倒しました。
読むほうも疲れる分量だと思います。書く方も盛大に疲れたわけですから。
誤字とかフォント設定ミスとかも既に発見してますが、スルーしてやってください。
それでも、この「(5年目までの)プリキュアファンに喧嘩を売る」ような、ゴーマンな本でも……
手に取って頂ければ、何か新しい発見が出来るような……そんな本を目指しました。


10月24日、レインボーフレーバー3の4階F14「別冊!勝手解釈」にて。
真剣を抜き身で置く……いや、エクスビッカー*3を設置するような覚悟で、お待ちしております。異論反論激論苦情、大歓迎でお待ちしております。
ぷにケット22のパオ33「ベレムナイト」様での委託頒布も、宜しくお願いします。ぷにケの一般参加者様とお話し出来ないのは残念ですが、ちょっと気がついた部分があったら、web拍手でも押してやってくださいな。



最後に。
今回の本を出すにあたって、非常に参考にさせて頂いたものがあります。
加藤レイズナさんの、鷲尾Pインタビュー、大塚監督インタビュー前編後編
そして、もりやんさんのサークル「きゃっと・ふぃすと」様の同人誌、『Yes!プリキュア5&Yes!プリキュア5GOGO評論本「Yes!」』。
引用出展・参考文献としてだけでなく、自分のモチベーションを高める上でも……要は気合を入れてくださったインタビュー&評論本でした。
お二方には感謝の言葉もありません。自分のモノカキとしての、同人サークル「別冊!勝手解釈」主筆としての"情熱"が復活し、この本を発行できたのは、お二方の"情熱"のおかげだと、勝手に思っております。


それでは、宣伝すら異常に長いエントリになってしまいましたが。
10月24日、F14にて繰り広げられ……たらいいなーと思う、決戦の日をお待ちください。
仮面ライダースカルの黒Tシャツを着て、赤青チェック帽かぶって、お待ちしております。



PS レイフレ3会場の、東京文具共和会館ですが。今回は3階と4階に分かれるんですねー
それで、以前コンビニ見つからないからご飯食べられなかったとか書いたことありましたが。
線路の下をくぐって反対側に出れば、コンビニとか食べ物屋さんとか文房具屋さんとか普通にありました。失礼いたしましたー

*1:お釣りの残数的な意味で。

*2:約1年半振りのサークル参加的な意味で。

*3:劇場版『仮面ライダーダブル』に登場した装置。26個の次世代T2ガイアメモリを全部マキシマムドライブさせ風都中の人間を以下略