動き出したキリヤの未来

よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やく。
自分の待ってた展開が来たーーーー!!!!(嬉)
先週で諦めなくてホント良かった。ホラ、謝れや先週の今頃の自分!(←今のお前が謝れよ)


……悪いことをしました。「ごめんなさい」。


いやホント、やっとキリヤの成長話が始まるのかよ! って気分です。
正直、明日夢の成長より遅いと思ったよ!(笑)
いいですか皆さん、自分のリアル高校生の頃を思い出してみてくださいよ。
自分の本当の姿も見えなくて、過大評価なんて当たり前。
不都合なことからは目を反らし、受けた恩もすぐ忘れてしまう。
いざ問題にぶつかった時は、つい言い訳をこぼし、自分のことしか考えてない。
多かれ少なかれ、そういう弱さを誰もが恥じて、前に進もうとしてきたはず。*1
そんな子供の青臭い部分を極端に濃縮した姿が、桐矢京介。未熟な少年の姿、そのものじゃないですか。
それを、きちんと自覚させようとするヒビキさん、マジ師匠。*2
先週、キリヤをきちんと怒れなかった時はもうダメかと思いましたが、遂に彼と本気で向かい合ってくれました。彼が「口だけ」だったという現実を、突きつけてくれました。
怒鳴りつけるではなく、余裕を持って。でも確実に心に響くように。ヒビキさんらしいやり方で。
こっからですよ、キリヤの第一歩は。


そして来週は、正統派主人公として真面目に鍛えてる明日夢を妨害し。ヒビキさんとも激突。
何だ、わっかりやすい三枚目ライバルキャラそのまんまじゃないですか。
ベタベタの青春ドラマじゃないですか! 最高だ!(笑)
だからきっと、これから更正フラグが立つんですよ! 最終回で泣きながら明日夢と殴り合って、夕日バックに抱き合ったりするんですよ!(←それはどうか)
……あるいは、『ふたご姫』のブライトみたいにダークサイドに堕ちても、それはそれで必定。《エターナルソーラー響鬼(仮称)》になった明日夢に、助けてもらってください。(笑)
つか、実は仲いいよねあの二人。いつかの強化合宿のキャンプでの、「焼けてるよ」「え?」ってやり取りでも、完全に素だったもん。


そのキャラの特性を理解し、ドラマにしっかり役立ててあげる。存在の理由を与えてあげる。
それが「キャラを愛する」ってことです。
ぬるま湯につかっていい子いい子するだけじゃ、愛にはならないでしょ? ちゃんと叱ってあげてこそ愛でしょう。
ジャスティライザー』の主人公父・ゲンさんや、『セイザーX』の主人公祖父・宗二郎さんを見なさい! あれがオヤジ or 爺ちゃんの愛だよ! いやこの際、『マイメロ』のバクの父ちゃんでもいいよ?(笑)


29話までの明日夢は、確かにぬるま湯の中でのんびりし過ぎていたかもしれない。
だからこその「少年、第一歩だな」。半年かけてやっと第一歩だったのは、ヒビキさんだって認めてたんです。
でも、今までのキリヤだってぬるま湯でしたよ。誰も、彼を本気で怒ってくれなかったんだから。
今話で、明日夢もようやくキリヤの暴言に反論するようになったし、自分から鍛えようと努力も見せ始めた。
だからキリヤも、これから「第一歩」を踏み出すんです。
……こうなると、先週の暴走トラックのくだりって、意味が変わってくるかもしれない。
「たまたま子供を助けたからといって、すぐヒーローになれるわけじゃない!」って解釈でいいのかな?
そうなると、あのお膳立て的なベッタベタ展開も、その陳腐さで逆の効果が生み出せる。「運良く」人助けできた、でもそれだけで鬼になれるのか? っていう疑問が、浮き彫りになりますね。
改めて「ごめんなさい」。全てを見届けてでないと、判断なんてつきませんね。
勝手に失望して済みませんでした。


……そしてあきら。良かったね、君のしたことは決して無駄なんかじゃなかった。
あきらのおかげで、明日夢もキリヤも、前を向くことができたんだから。
大体15,16そこらで、自分の将来を決められるはずがないし、カッコいい生き方なんてできるはずない。
一歩前に踏み出す勇気なんて、軽々しく持てるもんじゃない。
これからキリヤは、本当の意味で「考える」んですよ。鬼になる意味も。自分自身も。
明日夢も、あきらも、キリヤも。見苦しくてもいいから、前に進んで行ってほしいなー



トドロキさんについては、次週待ちで。
てかオイ、マンドラ。「トドロキちん立ち上がれ」ってお前、直前の次回予告で「再起不能」って言ってたろうがよ。(笑)

*1:自分なんて、この歳で未だにそうだよ!(涙)

*2:むしろ来週のヒカル先生のほうが心配だー! 最近ヒカル先生、余裕ないトコ多過ぎ。